ボンネットの証。

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上野駅では手作業によるヘッドマークやサボの交換が毎日忙しく行われていた。

 

無造作に置かれている「やまばと」。

まさにボンネットの「看板」そのもの。

 

 

昨今の駅構内撮影における、一部のファンによる罵声などまったく無い長閑な時代。

時代が変わったとはいえ、当たり前すら変わってしまってよいものかと思う。

 

つまり撮らせて頂いているわけで、ファンのために列車はあるわけではない。

列車は乗る人の為にあるのが第一であって、それを撮る者は、ある意味、傍観者である。

 

小さい頃、列車に向かって手を振ったあの頃の想いが、鉄道写真の原点であること

忘れたくない。

 

 

1978年9月         上野駅。

 

コメント(2)

おっしゃること、まったくその通りですね。

昨日とうとう【能登】季節落ちで489ではなくなり、そして【北陸】の廃止がアナウンスされました。沿線はこれから狂騒が繰り広げられるのでしょうが、昨今の騒ぎはSL末期と同じような一過性のブームにすぎんようでなりません。

あともうひとつ寂しいのが鉄道がファンに媚びるような態度を取らねばならないほど小さくなってしまったことでしょうか。ある意味、昔の鉄道は「近寄りがたい」存在でした。それを片隅からそっと見させてもらってきた自分にとっては最近の現象についてゆきたくありません。

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このページは、銀の道が2009年12月 4日 22:00に書いたブログ記事です。

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