石打の夜。

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無人の駅のホームには機関車のコンプレッサーの音が時折り響く。

 

短い荷物列車の発車に合わせて出発警戒音があたりにこだまする。

 

ゆっくりと発車した機関車のそれまたゆっくりとしたジョイント音がだんだんと早くなる。

いくつものポイントを渡り勾配を登ってゆく尾灯を見送るとまた静寂。

 

 

秋の虫の音がヤードを覆う。

 

 

1980年9月          上越線   石打駅。

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このページは、銀の道が2016年4月12日 14:54に書いたブログ記事です。

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