ゴハチと14系。

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夕陽に後押しされて北へ向かう列車。

 

何処までの列車だったのか。

 

 

もうまもなく民家の灯が飛ぶように車窓に映るのだろう。

年末の多客臨であろうこの列車は故郷へ向かう人々を乗せてひた走る。

 

懐かしい家族や恋人の待つ故郷。

暗くなった車窓には自分の顔も蛍光灯に照らされて映っている。

 

東京の土産も良いけれど、何よりその声その顔を待ちわびる。

 

 

ガラスに映った顔がどうか曇らないようにして・・・。

 

 

 

1980年12月         東北本線   栗橋~久喜。

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このページは、銀の道が2016年3月29日 17:57に書いたブログ記事です。

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